CM 『男子バージョン』

登場キャラクター
緋色椎名/沖隼太/月城戒/城阪光/栗山奏/久屋智


キャラ 台詞
沖隼太 「よーし、みんなよく集まってくれた。早速始めよう」
城阪光 「始めるって…何をするんスか?」
月城戒 「確か、今日はCM収録の日でしたね」
沖隼太 「その通りだ。このCMは我々男子のみで構成されるバージョンとなっている」
栗山奏 「そんな事はどうでもいい!このCMを利用して俺の存在を女性の皆さんに知ってもらわねば!」
久屋智 「栗山先輩、張り切ってますね〜」
緋色椎名 「別に、そんなに張り切る必要もないだろ。気楽にいこうぜ」
栗山奏 「緋色……!!お前は主人公だからそんな余裕な台詞をはけるんだよ!」
緋色椎名 「はぁ?関係あるのか?」
栗山奏 「おおアリだ!加えてちょっと不良っぽいイカした格好しやがってぇ…!」
緋色椎名 「あんただって、目立つ髪の色してるじゃないか」
栗山奏 「やかましい!ナンパ系の男の子と言ったら金髪と相場は決まってんだよ!」
沖隼太 「こらこら、ケンカしてたら台詞数が勿体ないだろう」
城阪光 「台詞数って言ったら緋色はダントツで多いんだから、CMは俺らだけでやった方がいいんじゃね?」
栗山奏 「うん、それがいい!月城くん、緋色をこのスタジオからつまみ出せ!」
月城戒 「…わかりました。緋色、ちょっとこい」
緋色椎名 「はぁ!?なんでそうなるんだよ!俺は嫌だからな!」
月城戒 「なにぃ…!?貴様、仮にも企画者であるこの俺に逆らうと言うのか!」
城阪光 「戒!お前は両手を頼む!俺は両足を押さえる!」
緋色椎名 「うわっ!何すんだ、やめろ!」
   
久屋智 「あらら、行っちゃった…でも、これで本編における緋色さんの扱いがわかってもらえましたね!」
栗山奏 「ああ…しかし、その為に奴に五つもの台詞を与えてしまったのが痛いが…」
月城戒 「緋色の放逐、完了しました」
栗山奏 「おう、ご苦労さんっ」
   
城阪光 「さて…じゃあCM収録、サクサク始めちゃいましょう!」
沖隼太 「そうだな…じゃあ、まずこの物語についてざっと説明しようか」
沖隼太 「ここは式ヶ原学園。俺たちが通っている高等学校だ。俺たちが住んでいる瓜生島には高等学校がここしかないんだ」
城阪光 「小学校や中学校は複数あるんですけどねー。まぁ、これはご都合主義ボイスドラマだから気にしないでくれ」
栗山奏 「そして、俺と久屋は式ヶ原学園の報道部に所属しているんだ」
久屋智 「ぼ、僕は無理矢理入れさせられたんですけど…」
月城戒 「気にするな。とりわけ珍しい事例ではない」
久屋智 「は、はぁ…そうなんですか」
沖隼太 「んで。俺と城阪、そして月城は学園政府に所属している」
城阪光 「えーと、学園政府ってのは…あー、戒。説明頼むわ」
月城戒 「了解した。19秒で説明する」
月城戒 「学園政府とは学園の管理者とでも言い換えられる存在だ。メンバーは現時点で8名。本編開始後は2名追加で10名となる。
主な役割分担は首相、書記、会計、暴力事件担当、雑務などが挙げられる。
俗に言う生徒会のようなものだと思ってくれていい。しかし、肝心なところは学園の指揮権を政府が握っているということだ。
これはつまり、俺たち政府のメンバーが学園を運営しているということになる」
城阪光 「だーっ!!早口で説明するな!全然わかんねぇだろうが!!」
月城戒 「そうか、それはすまなかったな。要約すると、我々政府が学園の『支配者』だということだ」
城阪光 「悪者みたいに言うんじゃねぇよ!」
久屋智 「でも、結構悪いことしてますよね?」
沖隼太 「うぉっほん。確かに悪いことをしていることもある。だがな、それは大体優梨の奴が勝手にやっていることであってだな…」
久屋智 「その尻拭いをさせられてるのが先輩たちなんですよね?」
沖隼太 「はっきり言うなぁぁぁーー!!」
栗山奏 「おいおい、それを言ったら俺らもだろ?」
城阪光 「ああー…真白さんとか、ね……」
栗山奏 「うん…彼女はいつも何か厄介事を引き起こすんだ。そして、その火の粉は俺たちにかかるんだよ…」
久屋智 「ああ、第3話とかの事ですねっ」
栗山奏 「空気を読め天然ボォォォォイィィィィ!!」
久屋智 「え、えっ?」
月城戒 「話の展開を読ませてはいけない。これはギャグ学園モノの基本だ」
城阪光 「とは言っても、企画者の稚拙な脚本じゃあ先読みは十分可能だと思うけどな」
沖隼太 「確かにな。小学生でももう少しまともな文章を書くぞ」
栗山奏 「そして何よりもォ!!俺の出番が少ない!」
久屋智 「僕も少ないですから、安心してください♪」
栗山奏 「そういう問題じゃあないんだよ…緋色の奴なんて、本当にハンパない台詞数なんだぞ」
月城戒 「台詞数が多いのはごめんだ。収録が疲れるからな」
城阪光 「お前さぁ…もう少し目立ちたい!とか思わないわけ?」
月城戒 「興味がない。俺が目立ってしまってはネコたちが寄り付かなくなってしまう危険性がある」
城阪光 「あっそうですか……まぁ、確かにお前台詞ないところでネコと戯れているしな……」
沖隼太 「ふう…結局CMと言ってもどんな話なのか説明できなかったな」
久屋智 「いやぁー、十分伝わったと思いますよ?ね☆」
沖隼太 「どこを向いて言っている……」
栗山奏 「よし、とりあえずこの辺で終わろう。あんまり長くなってもいけないしな」
城阪光 「そうッスね。んじゃ、本編で会おうぜ」
久屋智 「バイバーイです〜!」
   



CM 『女子バージョン』

登場キャラクター
結咲奈々/赤羽優梨/姫崎翼/影山千紘/蕪木真白/乱獅子夢乃


キャラ 台詞
赤羽優梨 「昔々…あるところに釣竿を武器に各地を放浪している幼女がいました」
   
姫崎翼 「よ、幼女じゃありま…!あ、ん、んん!……おおー、ここの海は綺麗だなぁー」
赤羽優梨 「綺麗な海に感動するその子の名は、浦島太郎と言いました」
蕪木真白 「おらおらぁ〜!この呪いをかけられた愚かしい亀め〜!」
影山千紘 「…やめてください、下等生物が」
赤羽優梨 「いじめられていた亀を見た太郎は、亀を助けようとしました」
姫崎翼 「こ、こら!そこの人!亀さんをいじめてはいけません!」
蕪木真白 「ちっ…釣竿マスターか……覚えてろっ!」
影山千紘 「それなりに助かりました。一応、礼は言っておきます」
赤羽優梨 「亀は、助けてくれた礼に竜宮城に連れて行ってあげると言いました」
   
姫崎翼 「う、うごごご…!い、息が…!」
影山千紘 「水中で息など出来るわけがないでしょう。しばらく我慢してください」
乱獅子夢乃 「ようこそ竜宮城へ…て、あら?」
姫崎翼 「きゅー……」
影山千紘 「どうやら水を飲みすぎたようですね。処理はそちらに任せます。それでは、私はこれで」
乱獅子夢乃 「大丈夫ですか?」
姫崎翼 「な、なんとか……」
乱獅子夢乃 「本来でしたら、もう少しゆっくりと過ごしていただきたかったのですが…随分と長い時間眠られていたので、もう締めに入りましょう」
赤羽優梨 「そう言うと、乙姫は玉手箱を持ってきました」
乱獅子夢乃 「さぁ、二つの箱の内どちらかを選んでください」
姫崎翼 「えーと、お伽話によると小さい方が正解なんだよね…」
   
結咲奈々 「おーい、やっほーっ」
姫崎翼 「ひいぃっ!?」
結咲奈々 「ねー、開けてよーっ」
乱獅子夢乃 「さぁ、箱を選んでください……!」
姫崎翼 「い、いやあぁぁぁぁーーー!!」
赤羽優梨 「こうして、太郎は意識を持っていかれましたとさ」
   
赤羽優梨 「はい、カットォー!」
   
姫崎翼 「ゆ、優梨さん!あんな事になるなんて私聞いてませんでしたよ!」
赤羽優梨 「そりゃそうでしょ。私言ってないし」
結咲奈々 「それよりここ、開けてもらえませんかー」
乱獅子夢乃 「あ、はーい。よいしょ、と」
結咲奈々 「ぶっはぁー。この中、意外とキツいですね」
影山千紘 「そうですね。次回までにはもう少し快適に生活出来るように改良しておきましょう」
姫崎翼 「じ、次回あるの!?」
蕪木真白 「次回は男子も呼んでやろうよっ」
影山千紘 「それもいいですね。近い内に台本を探しておきます」
赤羽優梨 「あ、ましろん。これ、さっきの分ね。編集よろしくーっ」
蕪木真白 「あいさーっ!んじゃ、私は編集作業してくるよー!」
結咲奈々 「あ、はーい!お願いしますねーっ」
乱獅子夢乃 「きっと素敵なCMが出来ますね♪」
姫崎翼 「す、素敵なのかなぁ……」
赤羽優梨 「少なくとも男子よりは好印象なハズだよっ!」
影山千紘 「そうですね……恐らく我々と違って、まともにCMをしようとして地味につまらないモノになっているでしょう」
結咲奈々 「特に椎名なんてスタジオから追い出されてるんじゃないですか?」
赤羽優梨 「あっはは♪そりゃ確かにそうかもねっ♪」
乱獅子夢乃 「みなさん、いかがでしたか?オリジナルボイスドラマ『Trouble Maker』はこのような物語です♪」
結咲奈々 「本編もよろしくお願いしますっ!」
赤羽優梨 「ほんじゃ、まったね〜っ♪」
姫崎翼 「さ、さようなら〜…」